ともに生きる 号外2(2001年8月11日発行)

路上生活者111人−2001年度夏季路上生活者実数把握調査から明らかに−

7月14日(土)に札幌市内各所で路上生活者の実数を把握する調査を実施しました。
この調査は一昨年の11月から、夏季と冬季の年二回実施されているもので、今回で6回目を数えます。

過去5回の調査を実施してきましたが、初回の53人を除くと、いずれも、100人前後で推移していることがわかります。

今年度に入ってから、6月に一度炊き出しを行ったのですが、その際の聞き取りでは、
今年になって札幌で路上生活を行うようになったという人もおりました。
首都圏をはじめ大都市圏が中心とであった「ホームレス問題」が
厳寒の地札幌でも見られるようになった原因の究明が必要ですが、ここでは速報として報告します。

今回の調査は「北海道の労働と福祉を考える会」の会員及び有志を含めた22名で、
7月14日(土)午前6:00~午前8:00の二時間にわたって行いました。
調査方法については基本的に前回までと同じですが、今回は参加人数が若干少なめであったために、
調査場所を減らし、また回数についても、6時から実施のみとしました。

従来はもっと早い時間(4:30頃)から調査を実施していたのですが、
今回はこのあとに聞き取り調査を実施する予定もあり、調査者の負担軽減のため、一回としました。

表 2001夏季路上生活者人数把握調査と過去の調査の比較
2001夏2000冬一次2000冬二次2000夏一次2000夏二次
札幌駅近辺3942405035
大通公園近辺4426504544
すすきの14-4(※)--
中島公園6-4(※)27
豊平川河川敷6----
円山公園2---8
その他--5-8
111689997102

《表の項目などの詳細について》